概要 | 使いかた |
PTCヒーターは主にエンジン始動直後、空調が温かい風を出せるようになるまでの間、先行して電気的に温める装置です。
電気で発熱するため、エンジンの熱を使用する通常のヒーターに比べ、温度の上昇が早くなります。
エンジンの熱を使用する従来のヒーターではエンジンが暖まるまで温風は出ませんが、外気温度が低くエンジンが十分暖まっていないときでもエアコン吹き出し口から温かい風を出して、室内を暖めます。
<参考>
PTC(Positive Temperature Coefficient)は、チタン酸バリウムを主成分としたセラミック素材です。
電流を流すと発熱し、ある温度で電流量が制限され一定の発熱量を保つ特性があります。
PTCヒーターは特別な操作は必要ありません。
暖房にすると作動し、規定の温度(エンジンが温まり温風が出せる状態)になると自然にオフになります。
<参考>
外気温・水温・室内温度やバッテリー電圧などの条件により作動しないことがあります。