インテリジェント エマージェンシーブレーキは、前方のクルマや歩行者と衝突の恐れがあるとき、警報とブレーキにより運転者の衝突回避操作を支援します。
フロントガラス上部のマルチセンシングフロントカメラおよび車両前部のレーダーセンサーにより、前方のクルマや歩行者を検知します。
衝突する恐れがあると、警報とともにアドバンスドドライブアシストディスプレイのインテリジェント エマージェンシーブレーキ表示(接近通報表示)が黄色に点滅します。
運転者の衝突回避操作が不十分で、衝突の危険性が高まったときには、アドバンスドドライブアシストディスプレイのインテリジェント エマージェンシーブレーキ表示が赤色の緊急警報表示になり、警報とともに軽いブレーキがかかります。
さらに衝突の危険性が高まったときには、衝突の直前に強いブレーキがかかります。
設定時期 | 検知物・作動条件 | カメラ・レーダーの位置 |
ディスプレイ表示 | ON/OFF設定方法 | 注意事項 |
型式 | 設定時期 | 適用※ |
HT32 T32 |
2020(令和2)年1月 一部仕様変更 ~ 2022(令和4)年11月 販売終了 | 全車標準装備 |
クルマと歩行者を検知します。
移動車両 | 停止車両 | 歩行者 |
約10~80km/h | 約10~80km/h | 約10~60km/h |
マルチセンシングフロントカメラはフロントガラス上部に設置しています。
レーダーセンサーは車両前方に設置しています。
インテリジェント エマージェンシーブレーキ表示 | インテリジェント エマージェンシーブレーキ警告灯 | |
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接近警報表示 (黄色) |
緊急警報表示 (赤色) |
アドバンスドドライブアシストディスプレイで[設定] > [運転支援システム] > [走行支援] > [エマージェンシーブレーキ]を選択すると、システムのON/OFFを切り替えることができます。
設定をOFFにするとシステムが停止し、インテリジェント エマージェンシーブレーキ/踏み間違い衝突防止アシスト警告灯が点灯します。
<参考>
インテリジェント エマージェンシーブレーキは、検知しない障害物や正しくシステムが作動しない場合があります。
詳細は車両取扱説明書をご確認ください。
(PDF) インテリジェント エマージェンシーブレーキに関する注意事項