• No : 13271
  • 公開日時 : 2011/05/17 00:00
  • 更新日時 : 2023/09/04 12:12
  • 印刷

シビアコンディション(厳しい使われ方)について教えて。

回答

▽BOTTOM

クルマが通常より厳しい状態で使われた場合、部品の劣化が標準的な使われ方のときと比べ、著しく異なる場合があります。
このような場合に定期点検とは別に、クルマの使われ方に合わせて日産が指定する点検整備項目があります。

次の条件での走行が多い場合がシビアコンディションに該当します。

  • 目安:走行距離の約30%以上

シビアコンディションの条件

  • A:悪路(凹凸路、砂利道、雪道、未舗装路)
  • B:走行距離が多い (目安:20,000km以上/1年)
  • C:山道、登降坂路
  • D:短距離走行の繰り返し (8km以下/1回走行)

さらに以下もシビアコンディションの条件となります。

  • 頻繁なエンジンの始動・停止、発進・停止の繰り返し、低速走行
  • 長時間のアイドル運転を頻繁に行う

なお、シビアコンディションに該当する場合、交換時期が以下のように早まります。
詳細についてはメンテナンスノート、点検整備方式をご確認ください。

整備項目 交換時期 厳しい使われ方の条件
A B C D
A/Tフルード交換 (4速A/T車) 6万km
デファレンシャルオイル交換 6万km
エアクリーナーエレメント交換 ({ }内はラフェスタハイウェイスター(B35)) 3万km {2.5万km}
エンジンオイル交換※1 ガソリン車ターボ付き 6ヶ月/5000km
ガソリン車ターボなし 6ヶ月/7500km
LPG車 6ヶ月/7500km
エンジンオイルフィルター交換 ガソリン車ターボ付き 6ヶ月/5000km
ガソリン車ターボなし 6ヶ月/7500km
LPG車 6ヶ月/7500km
  • ※1適切にエンジンオイルの管理がされていない場合エンジンを破損する恐れがあります。

△TOP

<参考>

シビアコンディションの条件「B:走行距離が多い」については、エンジンオイルやエアクリーナーエレメントなど、定期交換が必要な部品の交換時期が早まることはありません。
(定期交換部品に対しては、シビアコンディションの条件とみなしておりません)

ただし、点検整備時期が早まる点検項目はございます。
詳細についてはメンテナンスノートを参照してください。

<例>
通常の使用において設定されているエンジンオイルの交換時期は、ガソリン車、ターボなしの場合、1年または走行距離15,000kmの、どちらか早く到達した時点です。
1ヶ月に5,000km走行される方は、通常使用の交換時期を適用しても3ヶ月で交換時期が来ることになるので、シビアコンディションの適用は不要です。

△TOP