概要 | 設定時期 | 設定可能車速 | 注意事項 |
プロパイロットは高速道路、または自動車専用道路での渋滞や長時間走行などのシーンでドライバーの運転をサポートをする走行支援システムです。
クルマに搭載しているレーダーやカメラで先行車や周囲の状況を検知します。
車速が30km/h以上で走行中にSET-スイッチを押すと、その速度でプロパイロット制御を開始します。
また、ステアリングスイッチの操作で任意の速度を設定することも可能です。
プロパイロットがサポートする機能 | 検知方法 | 新旧比較 |
先行車がいないときはアクセルを自動でコントロールし、ドライバーが設定した車速内で走行します。
先行車がいるときはドライバーが設定した車速を上限に、車速に応じた車間距離を保ちながら追従走行します。
車線の中央付近を走るようステアリングを制御してハンドル操作を支援します。
先行車や周囲の状況を検知する方法は、設定時期によって異なります。
設定時期 | 検知方法 |
2020(令和2)年1月 マイナーチェンジ ~ | カメラ&ミリ波レーダー |
2017(平成29)年10月 フルモデルチェンジ ~ 2020(令和2)年1月 マイナーチェンジ | カメラ |
2020(令和2)年1月マイナーチェンジ時、フロントグリル裏側にレーダセンサーが採用されました。
レーダセンサーとフロントカメラの両方で先行車の有無、および先行車との距離を検知できるようになったことで、プロパイロットの機能が向上しました。
なお、マイナーチェンジ前のクルマにシステムの書き換え対応はできません。
2017(平成29)年10月 F/C ~ 2020(令和2)年1月 M/C | → | 2020(令和2)年1月 M/C ~ |
下り坂では設定車速より加速してしまう | ブレーキ制御技術を向上させて、下り坂でも設定車速を保持する | |
ブレーキの感覚にやや違和感がある | 熟練ドライバーのブレーキ操作を模して自然な減速する | |
車線の中央を忠実にキープしてしまう | トラックなど、大型車を追い越す際の走行位置を調整する | |
設定車速は100km/hまで | 新東名高速の制限速度が120km/hに引き上げられるのに対応し設定車速は120km/hまで | |
追い越し時に加速するにはドライバーによる操作が必要 | ドライバーがウインカーを入れステアリングを操作すると追い越ししようとしていると認識し設定車速内で加速する | |
車間距離設定はプロパイロットONで「長」に戻る | 車間距離設定をイグニッションOFFするまで保持する |
型式 | 設定時期 | 適用 |
ZE1 | 2022(令和4)年6月 一部仕様変更 ~ | 標準装備またはメーカーオプション |
2017(平成29)年10月 フルモデルチェンジ ~ 2022(令和4)年6月 一部仕様変更 | 一部グレードのみ標準装備 またはメーカーオプション |
車速30~135km/hの範囲で速度設定ができます。
なお、メーター表示で135km/hまで設定できますが、メーター誤差を考慮したもので実際の速度は120km/h以下となります。
車速30~115km/hの範囲で速度設定ができます。
なお、メーター表示で115km/hまで設定できますが、メーター誤差を考慮したもので実際の速度は100km/h以下となります。
プロパイロットは、検知しない障害物や正しくシステムが作動しない場合があります。
詳細は車両取扱説明書の「プロパイロットに関する注意事項」をご確認ください。