ガソリンは、揮発性が非常に高く、静電気などの小さな火種でも爆発的に燃焼する物質です。
そのため、おクルマからガソリンを抜く行為は、大変な危険を伴いますのでお控えください。
Q1. ガソリンを移し換えることは、どのような危険がありますか
気化したガソリンは空気より重いため、ちょっとした穴やくぼみなどに溜まり、拡散も気づきにくく、火の気が近くになくても、静電気でも引火する危険性があります。
そのため、消防法で危険物に指定され、危険物の規制に関する政令で取り扱いが定められています。
Q2. 軽油を移し換えることは、どのような危険がありますか
軽油は気温が+40℃で爆発的に燃焼する物質ですが、火災が発生すると大規模な火災になる恐れがあります。
そのため、消防法で危険物に指定され、危険物の規制に関する政令で取り扱いが定められています。
Q3. 気温が低ければ、危険はありませんか
ガソリンは気温が-40℃でも気化し、小さな火種で燃焼します(軽油は+40℃で燃焼します)。
気温が低くても、危険性に変わりはありません。
Q4. セルフのガソリンスタンドに行けば、ガソリンや軽油を持ち帰ることができますか
セルフスタンドで、利用客がガソリンや軽油を容器に入れることは厳しく禁じられています。
販売員が行うことは認められていますが、消防法で定められた容器に入れることが絶対条件です。
Q5. ガソリンや軽油を灯油用のポリ容器や一斗缶に入れても大丈夫ですか
灯油用のポリ容器や一斗缶などにガソリンや軽油を入れるのは、非常に危険なため禁じられています。
【理由】
ガソリンはプラスチックを溶かす性質を持っているため、ガソリンを入れる容器は消防法で制限されています。
法令に適合したガソリン携行缶や、ガソリン用金属缶が必要です。
軽油についても同様です。