◆自動車NOx法について
この法律は大気汚染、特に酸性雨の原因といわれる排ガス中のNOx総量の削減(半減させたい)を狙いとして、環境省が中心となってまとめられた法律で、特定の地域で登録された、特定の車種を規制するものです。
(1993(H5)年12月発効)
<正式名称>
「自動車から排出される窒素酸化物の特定地域における総量の削減等に関する特別措置法」
◆自動車NOx・PM法について
自動車NOx法に基づいて車種規制をはじめとする対策を実施してきましたが、大都市地域における窒素酸化物 (NOx:ノックス)による大気汚染は依然として深刻な状況が続いています。
一方、浮遊粒子状物質による大気汚染も大都市地域を中心に環境基準の達成状況が低いレベルが続くという大変厳しい状況で、特に、近年、ディーゼル車から排出される粒子状物質(PM)ついては、発ガン性のおそれを含む健康への悪影響が懸念されています。
この為、窒素酸化物に対する従来の対策を更に強化するとともに、自動車交通から生ずる粒子状物質の削減を図るために自動車NOx法の改正法「自動車NOx・PM法」が成立しました。
(2001(H13)年6月成立、2002年10月施行*)
*:トラック・バスを運行する事業者へ自動車使用管理計画の策定などを義務付ける規制は、第一弾として2002年5月1日から施行しています。
※排出基準・対策地域・車両の適合など詳細は関連Q&Aを参照してください。