概要 | 設定時期 | 設定可能車速 | 注意事項 |
プロパイロットは高速道路、または自動車専用道路での渋滞や長時間走行などのシーンでドライバーの運転をサポートをする走行支援システムです。
クルマに搭載しているレーダーやカメラで先行車や周囲の状況を検知します。
車速が30km/h以上で走行中にSET-スイッチを押すと、その速度でプロパイロット制御を開始します。
また、ステアリングスイッチの操作で任意の速度を設定することも可能です。
プロパイロットがサポートする機能 | 検知方法 | 新旧比較 |
先行車がいないときはアクセルを自動でコントロールし、ドライバーが設定した車速内で走行します。
先行車がいるときはドライバーが設定した車速を上限に、車速に応じた車間距離を保ちながら追従走行します。
車線の中央付近を走るようステアリングを制御してハンドル操作を支援します。
先行車や周囲の状況を検知する方法は、設定時期によって異なります。
設定時期 | 検知方法 |
2020(令和2)年8月 一部仕様変更 ~ | カメラ&ミリ波レーダー |
2019(平成31)年3月 フルモデルチェンジ ~ 2020(令和2)年8月 一部仕様変更 | カメラ |
2020(令和2)年8月一部仕様変更時、プロパイロットにミリ波レーダーを採用しました。
フロントカメラとの併用で先行車の有無、および先行車との距離を検知できるようになったことで、プロパイロットの機能が向上しました。
なお、一部仕様変更前のクルマにシステムの書き換え対応はできません。
2019(平成31)年3月 F/C ~ 2020(令和2)年8月 一部仕様変更 | → | 2020(令和2)年8月 一部仕様変更 ~ |
下り坂では設定車速より加速してしまう | ブレーキ制御技術を向上させて、下り坂でも設定車速を保持する | |
ブレーキの感覚にやや違和感がある | 熟練ドライバーのブレーキ操作を模して自然に減速する | |
車線の中央を忠実にキープする | より自然なステアリング制御に変更し、ドライバーの運転操作に近い車線維持をする | |
追い越し時に加速するにはドライバーによる操作が必要 | ドライバーがウインカーを入れステアリングを操作すると、追い越ししようとしていると認識し設定車速内で加速する | |
車間距離設定はプロパイロットONで「長」に戻る | 車間距離設定をイグニッションOFFするまで保持する | |
ワイパーをHiやLoで作動させるとプロパイロットが使用できない (FAQ) プロパイロット(ナビリンク機能付)・プロパイロット2.0で走行中、ワイパーを作動させたときのシステム作動状態を教えて。(対象車種・システム作動状態) |
ワイパーON時のプロパイロット作動領域を拡大 (FAQ) プロパイロット(ナビリンク機能付)・プロパイロット2.0で走行中、ワイパーを作動させたときのシステム作動状態を教えて。(対象車種・システム作動状態) |
型式 | 設定時期 | 適用 |
AA1 | 2020(令和2)年8月 一部仕様変更 ~ | 一部グレードのみ標準装備 |
2019(平成31)年3月 フルモデルチェンジ ~ 2020(令和2)年8月 一部仕様変更 | 一部グレードのみ標準装備 またはメーカーオプション |
車速30~115km/hの範囲で速度設定ができます。
なお、メーター表示で115km/hまで設定できますが、メーター誤差を考慮したもので実際の速度は100km/h以下となります。
プロパイロットは、検知しない障害物や正しくシステムが作動しない場合があります。
詳細は車両取扱説明書の「プロパイロットに関する注意事項」をご確認ください。